【オーダー家具製作例】木目ラインのキッチンバック収納
ようやく大阪市内でも涼しさを感じられるようになりましたね。
作業や納品がずいぶん快適になってきました。
今日ご紹介するのは、先日京都で納品させて頂いたキッチンバック収納です。
機能性のご希望と、細かい収納物のご要望をお聞きしてデザインを進めました。
収納物や作業性を考えると、どうしても奥行きに凹凸が出てきたりするため
今回はその部分を木目のラインで一体に見えるように。
廊下から入ってきたときに圧迫感を出したくないという
お客様のご要望もあり、オープンスペースは高さ70cmと広めに確保しました。
ただオープンスペースを広げただけでは間延びしてしまうので、
背面にはホワイトガラスを貼付けてアクセントに。
艶の違いや映り込みの違い、 これが今回は凄く良かった。
しかもちゃんとガラスの前にコンセントも持って来れるんです。
下段には引き出しと配膳用の作業カウンター、真ん中にはゴミ箱収納。
ここも木目のラインを通し、引き出しの線も上手く整えることが出来ました。
上の扉の中にはワイングラスホルダーも取り付けさせて頂きました。
いつも製作前にCGで完成イメージをご提案はするのですが、
今回はお客様に想像以上に良いものが出来てきましたと喜んで頂けました。
技術的なことを追求したり、デザインをするのも楽しいのですが、
やはり目の前でお客様に喜んで頂けるのが、この仕事で一番嬉しい瞬間ですね。
本当にご注文ありがとうございました。感無量です。
内装や空間の広さ、そこに必要な機能性とデザイン性。
今の日本の住宅事情から離れ過ぎず、寄り添い過ぎず。
家具単体で完成させてしまうのではなくて、
上手く馴染みながらも「これ良いね」って言ってもらえる家具。
実際に触れて使って、「凄いね」って言ってもらえるような家具。
相変わらずそんな着地点をいつも、そしてずっと目指しています。
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